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BRANDING

B面を採掘する

お茶と海苔とは収穫の時期がちょうど半年ほどずれる。保存方法も似ているせいか、お茶屋が海苔を売っていたり、海苔屋がお茶を売っている光景をよく見かける。このような二毛作・多毛作的なビジネスモデルをとっていても、実際に企業と話をすると、主と幅の違いというのがあるようだ。クライアントである大佐和老舗は、江戸時代から続く老舗のお茶屋であると同時に、ある時期から海苔も取り扱うようになったということだ。このプロジェクトでは、A面であるお茶に対して、新たにB面としての海苔のブランドを立ち上げるものである。

BRAND NAME

泡草海苔店|AWASOO NORI

泡草海苔店の名称は「海の中で自然の恵みをたっぷり受けて呼吸する草」というイメージから生まれた。また、A面である大佐和の<OOSAWA>という英語表記に対して<AWASOO>と反転するようになっている。

LOGO DESIGN

泡と草冠

元々A面のブランドである大佐和老舗の商紋は大きな丸の中に四つの小さな丸が収まるものである。私たちは新たなB面のロゴを設計する際に、既存の商紋を参照する方針で進めた。そして、海の中を漂う気泡が海面付近で弾ける瞬間のイメージと、草冠とが一つになったロゴが完成した。

VI

産地の自然を都市へ

私たちは撮影地として海苔の一大産地である有明海、その中でも特に豊かな自然が広がる熊本県河内町を選んだ。雄大な風景の中、自然と人とが織りなす海苔業の豊かな光景をそのままの姿で都市部に暮らす人々へ届けようと考えた。また、ブランド名にもなっている泡を全体的に使用することで、潮の香りや波の音など、五感に直接的に訴えかけるVIとした。

PRODUCT & PACKAGE

海苔の可能性を広げる

「スジアオノリ」など今まであまり知られていなかった海苔の品種を取り上げたり、ジェラートやヌードルなど、海苔を使用した新しいプロダクトの開発を行なった。また、レシピ開発業者と協力して、新しい海苔のある食卓の可能性を追求した。

DATA

プロジェクト期間 2022年12月-2024年6月
企画・デザイン・PM・建築設計 岩切和馬建築事務所
協力 パイナップル美術(ロゴ・パッケージデザイン・企画補助)
Studio Seppen(ウェブエンジニアリング)
クライアント 株式会社大佐和老舗
リンク 泡草海苔店

 

©️ 2025 Kazuma Iwakiri Architect and Associates